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お金はサルを進化させたか 良き人生のための日常経済学

本日

「お金はサルを進化させたか 良き人生のための日常経済学」

という本を読みましたので、紹介していこうと思います。

本の概要

書名:お金はサルを進化させたか 良き人生のための日常経済学

著者:野口真人

出版:日経B P社

発行年:2014.11.18

ページ数:247

お金を使うことにすっかり慣れた私たちであるが、「お金はサルを進化させたか」この問いを前にすると答えに窮してしまう。それは、価値の尺度と貯蓄手段としてのお金にまだ慣れていないからだ。金銭的価値を測る技術については、ファイナンス理論や金融工学、将来の不確実性への正しい対処方法については、確率論、統計学、行動経済学などが関わっている。これらを見渡した上で、「物や事業の価値」「不確実性」「お金に関する心理」に関する先人たちの知恵を体系的にまとめ、「いかにお金を賢く使うか」について答える一冊。

 

この本から得たこと

お金の使い方は3つある

本書では、お金の使い方は消費、投資、投機の三つに分かれると紹介されています。

 

消費・・・欲求を満たすために財・サービス(商品)を消耗する

例)昼食代、夕食代、料理教室の授業料(自分のやってみたいという気持ちからであれば)

日常生活で行われるのは大体消費。自分の欲求などを満たすために使うお金のこと。

 

投資・・・将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動

例)簿記専門学校の授業料

今日払う100円が将来100円以上になって帰ってくると期待される対象にお金を投じること

 

投機・・・損することも覚悟して、支払ったお金より多くの見返りを得ることに挑戦すること

例)ギャンブル(競輪、競馬、ルーレット、麻雀、パチンコ、宝くじ)

 

普段から、この三つを意識してお金を使うことが大切です。

余命によってお金の価値が変わる

100万円投資すると、10年後に200万円になる案件と40年後に2000万円になる案件があるとします。

利回りは、40年間の方がよく、リスクが同じであれば後者が好まれるのが普通ですが、ここで年齢が関わってきます。

今20歳であれば老後の資金のために喜んで投資すると思いますが、60歳であれば40年後の2000万円はほとんど価値がなくなります。

余命は投資や消費の判断に影響を与える時間の一つであるということが言えます。

 

あなたを裏切らない財産はあなた自身

ある程度の貯蓄は必要ですが、貯蓄のしすぎで、自分に投資をしないのは問題があります。

人はお金のある人に魅力を感じるのではなく、キャッシュフローを生み出す力に魅力を感じるのです。

ある程度貯蓄をしたら、手元の現金を滞留させずに、自分自身への良い投資のために使うことをいつも心がけていくことが大切です。

まとめ

全般的にお金の賢い使い方について記されている一冊です。

消費、投資、投機の使い分け、そして投資の価値判断方法、それを歪ませる要素などについてわかりやすい例が示されています。

経済の本ですが、例えがわかりやすいので、比較的読みやすい内容となっています。

興味が湧いた方、どうぞ一読ください!