陸上競技

過食になった話。

こんにちは。たけっちです。

タイトルにあるとおり、私、過食を経験しました。なんなら軽い鬱も経験しました。

現在は、リハビリ期間です。一番しんどかった時よりはだいぶ改善しています。

体験談を書き留めておき、自分自身で振り返ることはもちろんのこと、同じような症状の人にとって少しでも力添えできればという次第です。

過食になった経緯

大学時代まで

陸上競技が生き甲斐で、陸上競技が強い大学に進学しました。

とはいえ、高校生の時に頑張りすぎて若干バーンアウト状態になり、楽しんで競技できればいいやスタイルで、もともと体重が増加しやすい(筋肉つきやすいが脂肪もつきやすい)体質なこともあり、高校時代+4〜5キロで大学3年間を過ごしていました。

大学4年時実習や、就職試験の忙しさから、食事量が減り、体重が自然と3キロほど落ちました。

練習をさほどしなくても、自己ベストが出て、全国規模の大会でも成績を残すことができました。

大学院

大学4年で結果を残せたことで、未練が残り大学院に進学し、陸上競技を続けます。

大学院入学前の冬季に体重が3キロほど増えますが、徹底的な食事制限と運動で、1ヶ月に1キロペースで3ヶ月かけて体組成を戻しました。(体脂肪だけ3キロ落としました)

食事については、減量中昼食は、オートミール(オートミール40g、ヨーグルト60g、蜂蜜10g)、ブロッコリー100g、サラダチキン(時々鶏ハム)100g、茹で卵1個で固定。

炭水化物は、オートミール、サツマイモ、玄米といった精製された炭水化物を避ける。野菜、タンパク質中心。菓子類は食べない。加工食品は食べない。

といったように自分の中で、ルールがあり、自分の中で許されている食べ物以外は一切食べない生活を送っていました。

運動は、陸上競技の練習を通常通り実施していました。

それを12月まで継続し、秋の大会ではまずまずの結果を残し、自分自身の努力が結果に結びつくことに喜びを感じていました。

年末

年末に、コストコでずっと気になっていたプロテインバーを箱で購入します。(食べてみたかったという軽い気持ちから)

そして、20本入りのプロテインバーを3日で完食してしまうのでした。(今まで食事制限をしていたからか、止まらなかった)

これが、完全に過食スイッチを押した瞬間でした。

過食になってから

1月

過食、便秘で、体重が数キロ増えました。胃痛、体調不良も伴いました。

陸上競技が生活の中心で、体重減少=パフォーマンス向上の成功体験が根強くあり、ストイックに食事管理をしてうまくいっていたことから、数キロの体重増加(短期間での増加なので水分量が増えたもの)であってもかなりのストレスになっていました。

恐怖すら感じていました。

りんご、納豆といった自分のルールで許された食べ物をお腹いっぱいになっても、味が感じなくなっても家にある分だけ食べ続ける、典型的な過食が始まりました。

運動をして気持ちをはらそうと考えて運動をするも、急な運動、体重増加による負荷の高まりから足を痛めました(蹴局違ったのですが、その時は疲労骨折の疑いと診断されました)

過食、運動できない→体重増加(むくみ、便秘)→自分に自信がなくなる(内面も外見も)→外に出たくない(太った自分を見せたくない)→家にいる時間が増え食べ物のことを考えたり、実際に食べてしまったりする時間が増える→過食→過食を繰り返すたびに罪悪感を感じ、自分に自信がなくなり、感情が不安定になり、活動意欲をなくす

といったように、過食に加え、運動もできずストレスが溜まり次第に鬱のような状態になっていきました。

鬱のような症状が出ていることを通院している産婦人科の先生に相談したところ、心療内科への受診を勧められ、予約をしました。

しかし、完全休養をとる中でゆっくり原因について考えることができたり、人(家族や友人、カウンセラー)に話したり、思い切って外に出ることで、考えが整理され始めました。

徐々に、食事、運動のコントロールができ始め、自分で解決できそうだと判断しました。

そして、心療内科の予約をキャンセルし、自分で解決することを決めました。

2月

2月上旬過食が起きます。

運動の習慣も戻ってきていて、1日にやることの量も減らしてリフレッシュする時間を作っているにもかかわらず、過食の症状は悪化しました。

食べるものは様々(果物、納豆、オートミール、アイス)で、自分ルール以外のものも食べるようになってきました。

異常な量を、買いに行ってまで食べ始めるようになってきました。(食べたい!と思ったら、コンビニに走っていました)

このまま1人で家にいてはまずい(誰もいないと際限なく食べてしまう)と思い1度実家に帰りました。

実家に帰りその時に自分がしたいこと、できること(サイクリング、お菓子作り、読書など)だけをする日々を送りました。

実家に帰った時に、今だけは食べたいものを食べたい時に食べたい量だけ食べる。今までのルール関係なく食べたいと思ったものを食べていい!体重は今は気にしない!という新しいルールを自分で作り実行したことで、徐々に食べる=悪という罪悪感が薄れてきました。

本を読むことが好きで、本を読むことはできたので、摂食障害についての本を読むようになりました。

その中で、自分一人で解決することが難しいことや、対処をしないと長期化する可能性が高いことがわかり、心療内科の受診を決め、すぐに予約をしました。

そして、2月中旬に心療内科の受診をしました。

1回目の受診

今までの経緯について話すなどカウンセリングを受けました。

・過食は誰にでも起き得ること

・自分を追い込むことができる人ほどなりやすいからアスリートはなりやすいこと

・一人で解決するのは難しいから今回受診したことはいい判断だったこと

をきき、今の自分の状態を肯定的に受け入れることができました。

 

2月下旬には徐々に、

・お腹いっぱいで味がしないのに食べることが減った

・食事内容が健康的なものになってきた

・運動習慣が戻ってきた

・外出ができるようになってきた

・人に相談できるようになってきた

・体重を測れるようになってきた

・学校の活動についても少しずつ取り組めるようになってきた

と改善傾向でした。

 

2回目の受診

・やる気がない時はやらない

・楽しいと感じることを無理のない範囲でやる

・完璧にやらなくていい

・低負荷でやる

・何か少しでもできるようになったら0(何もしない)よりはマシだと考える

・休むこと、手を抜くことを覚える

・3食食べる

以上のアドバイスを受け、できることをできる時に取り組みました。

 

3月初めコロナの影響を受ける

回復傾向にあったにもかかわらず、コロナの緊急事態宣言で動揺します。

休校措置というワードに引っかかり、ツイッターやユーチューブなどのニュースで、中国武漢の映像を見て、日本もこうなるのではないか、家に引きこもるしかないという発想に至り備蓄に走りました。

トイレットペーパーやティッシュ、缶詰、レトルト食品、米、ビタミン剤などを買い込みました。

過度に怖がり、数日一切の外出をしませんでした。

ストレスからか、過食が出ました。(チョコレートや買い込んだ食材)

不安のあまり、眠れなくなりました。

 

数日後次第に冷静になり、インフォデミックに踊らされていたなと反省しました。

 

3回目の受診

・食べ物を備蓄しない(食べる分だけ一回分だけかう)

・何か食べたくなったら炭酸水を飲む

・過食していいものを決める(こんにゃく、チーズ、野菜など)

・食べたものをモニタリングする(食べた時間、もの、量を記録する)

以上のアドバイスを受けました。

 

精神面が不安定だったので、高頻度で実家に帰省していました。

生理前のタイミングでの帰省で、過食が起きました。(実家には常に食べ物がたくさんあり食べることができた)

1週間の滞在で3キロ増量しました。

この3月が一番しんどかったかもしれません。ほぼ毎日泣いていました。

以下は、私の心情記録です。

・体重が増え、今シーズンの大会は終わった

・自分の意志が弱すぎる、情けない、口ばっかり

・やりたいことがあるのにできない

・なおしたい、元に戻りたい

・やらなくてはという気持ちはあるし、やってみようと心がけて少しずつと思ってやるができない

・実は大したことじゃないかもしれないのに怖い

・陸上をやるために進学したのに、学校に行きたくない、辞めたいと思っている

・でも冷静に手続きとかめんどくさいし、先を見据えると良くない

・体が重い、自分と思えない肉のつき方

・こんな体型でいるくらいならもう全てやめたい

・陸上競技をやりたいのかもわからない

・体重をコントロールできないことが辛い

・体重が重いとトレーニングが難しい、試合に出ても仕方ない、ユニフォームになれない

・いざ練習を始めた時に何か言われるのではないか、周りにどう思われるかが不安

・家族が恋しい、寂しい、家に帰りたい

・アドバイスを実行しない(食事記録など)→目標を見失っている

・前できていたことができなくなっていることがショック

・考えれば考えるほど自分をコントロールできなくなる

・しんどい、先行き不安

・集中できない

・写真に映りたくない

・人にどう思われるかが怖い

・情緒が不安定すぎる

・自分に価値があるか?

・何もかもやめて一度休みたいが、陸上競技、学校のことを考えると休まらない。ここで諦めたら今後も同じようなことでくじける気がする。

・一人でいるとおかしくなる

・興味のあったものも楽しめない

・気がついたら「すみません」と口にしている

 

かなり、しんどい状況でした。

 

しかし、辛い中でも自分なりに試行錯誤するようになってきます。

何が原因で今の状況になっていてどうしたらいいのかを考えるようになってきます。

初めのうちは答えは出ず、問だけを繰り返していましたが、次第に具体的にどのような行動をとるべきかがわかるようになりそれを実践できるようになってきました。

例)根本の原因を、自分のキャパシティの問題、自分の持病の問題、性格の問題、コミュニケーションの問題などと整理して、それぞれの対策を具体的に考えました。例えば性格の問題で、自分一人でなんとかできるという考え方をしがちだが、困った時に周囲の人(家族、友達、カウンセラー)に相談をすることを実践しました。

過去の自分について振り返る時間も増え、自分の性格の傾向からの対策を考えるようになってきました。

例)今まで価値観として、勉強やスポーツでの結果=自分の価値と言った考えがありました。結果が出せないと自分の価値がないと落ち込むことがよくありました。今自分ができることをやるだけで十分自分には価値があり、いずれ誰かに貢献できるようなことができればより良いという考え方にシフトしていくことで、かなり楽になりました。

自分の良いところについても考えられるようになってきました。

本を読み、それを実践することも増えてきました。

少しずつ、今自分がどうしたらいいのかわかってきました。

 

4回目の受診

・家以外の場所で居場所を作る

・自分なりのスケジュールを立てる(1日、1週間)

・毎日同じことを淡々と繰り返す(ルーティンを作る)

・何か起きた時に具体的にどうするかを決めておく

・元に戻ろうとしない、新しい自分になる

・現状を受け入れる

・目の前でできることをコツコツと取り組む

以上のアドバイスを受けました。

3月下旬

陸上のコーチの勧めでアルバイトを始め、外出する機会や人と接する機会が増えました。

人間らしさが戻ってきました。

楽しいと思えることが増えてきました。

4月

食事のモニタリングができるようになってきました。(前は過食して分をどうしても記録できなかった)

体重記録ができるようになってきました。(前は怖くて体重が計れなかった)

3食しっかり食べられるようになってきました。(前は、体重が増えるのが怖くて、朝食や夕食を抜くことがあった)

楽しいと感じることが増え、少しずつ意欲が出てくるようになりました。

4月中旬に一度オートミールの過食が出ました。(何g食べたかもうわからないくらい)

4月の下旬から、運動のルーティンを開始しました。

・筋力トレーニング(週4回)自宅筋トレのすゝめ

・Zwiftによる屋内サイクリング1時間

・ヨガ20分 硬いカラダがみるみる柔らかくなるヨガ! 骨盤調整にも効果的☆ #316

計2時間程度の運動内容を開始しました。

もともと激しめのトレーニングを継続してきたことを考えると、軽い内容かと思いますが、好きなはずの運動もかなり億劫になっていて、まずは楽しく気軽に行える内容を優先して取り組みました。

4月に入ってからの食生活改善の効果か、生理前の症状の緩和されてきました。

腹痛や眠気が減ってきました。

5月

 

継続したことリスト

◯睡眠

・8時間ほど

・昼に15分ほど仮眠をとる

・耳栓、アイマスク着用

・カーテンを閉める

・ブルーライトカットメガネ使用

・寝る前に電子機器の使用を控える

◯食事

・3食食べる(基本朝昼夜しっかり食べる)

・朝食、昼食後コーヒーを飲む

・生理前の1週間イソブラボンを含む食材を多めにとる

・野菜、タンパク質を多めにとる

・加工食品はできるだけ食べないようにする

・お腹が空いたら食べる(お腹が空いてなければ食べなくてもいい)

・炭水化物を玄米、オートミール、サツマイモ中心にするが、白米も食べていい

・食べたものを記録する

◯運動

・週に4回筋トレをする

・サイクリングをする

・ヨガをする

◯その他

・1週間に一回自分がなんでもしていい日を作って好き勝手する

・やりたいことをやり、やりたくなかったらとりあえずやらない

・やんなきゃいけないことは朝一で終わらせる

 

変化

・間食しなくても大丈夫になってきた

・食べたい!という衝動がなくなってきた

・意欲が湧いてくる

・毎日楽しくなってきた

・体重、体脂肪が減ってきた

・ヨガのおかげでO脚が治ってきた

・涙を流すことがなくなった

・不安がなくなってきた

まとめ

年末から今までを振り返って、始まりはちょっとしたきっかけ(軽い気持ちでのプロテインバーの大量購入)でした。

1月から3月までは特に苦しくて、真っ暗な出口のないトンネルにいる思いでした。

特に3月は毎日のように涙を流していました。

4月には少し前を向きながらも、一進一退というもどかしい日々を過ごし、5月にようやく考えに行動が伴って、6月の今、ようやく出口が見えてきたという現状です。

過食開始と鬱症状発症から、回復期まで約5ヶ月くらいかかっていますし、今でもまだ完全回復!とまでは言えないリハビリ状態です。

ただ、ここまで回復できたのは、まず自分の状況を受け入れ、専門医を受診したことが大きかったかと思います。

そして、時間をかけて自分と向き合って、苦しみながら一歩ずつ着実に前に進むことで改善に向かうのだと思います。

私自身も初めはなんでこんなことになってしまったんだ。自分はどうしてしまったんだという状態でした。

そこから、自分は過食かもしれない、精神的に参っているかもしれない。と自分の状態を受け入れ、勇気を出して専門医にかかりました。

アドバイスを少しずつ消化していき、ゆっくりと時間をかけて今ようやく最低限の生活をできるようになっています。

過食は、私のように体重管理が入り口で陥ってしまう人が多いです。

誰もがなり得ることなのです。

そして、それは自分一人での解決が難しく、長期的に影響を与える可能性があるということを知っておいて欲しいです。

過食が原因で鬱病などの精神障害になり得る可能性もあります。(私の場合がまさにそうです)

辛い思いをしている人、どうか一人で悩まず、勇気を出して相談してみてほしいです。

そして、焦らずゆっくりとできることだけやればいいんです。