本日
Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
という本を読みましたので、紹介していこうと思います。
本の概要

書名:Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
著者:クリスティーン・ポラス
出版:東洋経済新報社
発行年:2019.7.11
ページ数:317
ざっくりいうと、礼儀正しさはメリットがあるし、とっても大切ということが20年の研究結果に基づいて記されている本です。
大きく4部に分かれており、
・礼儀正しいことのメリット
・礼儀正しさを身につけるには
・礼儀正しい会社にするには
・礼儀正しくない人からのストレスを受けた時の対処法
で構成されています。
この本から得た3つのこと
学校の選書ツアー(図書館に導入する本を選ぶツアー)に参加した時に、ふと目に止まったことが出会いだったこの本なのですが、まさに今自分が悩んでいることに対するアドバイスが詰まった一冊でした。
周りにいる無礼な人から受けたストレスについての対処法
最近、人に感謝をしない、人の悪口を言う、人を尊重しない、自分と違うことを批判するといったこの本の中で紹介される「礼儀正しさ」に反する行為を行う人とどうしてもかかわらなくてはいけない場面があり、その度その度ストレスを感じていました。
この本の4部目には、そのストレスへ対処する4つほどの具体的な対処が書かれています。
この本を読む前は、とりあえずストレスの原因となる人との接触機会を減らす対処を行なっていましたが、この本の内容でも実践できそうなことがあったので、随時実践していこうと思いました。
無礼な人から受けるストレスで悩んでいる方は、一読の価値ありです。
自分自身の行いの反省
また、この本を読んでハッとしたのは、最近の自分自身の振る舞いについてです。1部で礼儀正しさがいかに大切で、とてもメリットのあることだということが書かれ、2部では、実際に自分がどのくらい礼儀正しいかをチェックするリストが設けられています。
そのチェックリストを進めるうちに、最近の自分は無礼な態度を周りの人にとっていたかもしれないと思うようになりました。
・9月に大会があり、その際監督の知人から差し入れをいただき、先週その差し入れをくれた方に会う機会があったのに、お礼を言うことを忘れていた。(同期が覚えていて、お礼を言っており、ハッとした)
・人が話しているのに、次に自分が何を話すか考える(人の話を聞かない)
・目上の方に対して敬語が使えていない。話し言葉を織り交ぜている。
・人を見下したような話し方をする、バカにしたように鼻で笑う(かつて知人に指摘された)
パッと思い浮かぶだけでも、かなり無礼な振る舞いをきた、していると思いました。この本の中では、無礼は新たな無礼を生む。無礼は感染すると言うことが書かれており、もしかしたら、自分の周りで起きている無礼は自分自身の無礼の感染の結果なのかもしれないと考えました。私は自分のストレスを嘆くよりも、自分の無礼さをまずは改善すべきであると気づかされました。
このように、この本のチェックリストを用いることで、自分自身がどのくらいの礼儀正しさを持っているのかを知ることができ自己省察につながります。
礼儀正しい人になるための方法
また、2部では、実際に礼儀正しさを身につけるにはどうしたらいいかについて書かれているので、自分自身に礼儀正しさが足りない!と感じた人は、この2部の内容を実践するとかなり礼儀正しさが磨かれるのではないかと思います。
礼儀正しさを身につける方法の最も基本的なものとして紹介されていたのは、笑顔を絶やさない、人を尊重する、人の話を聞くの3つです。簡単そうに見えて、ないがしろにされがちなのだそうです。
この本にはこれ以外にも、礼儀正しさを身につける方法が数多く記されています。(ワンランク上の礼儀正しさ、礼儀正しい会社の作り方等)1600円程度でこの内容を知ることができるのはかなりコスパがいいと思います。
まとめ
この本の核心は、「自分はどういう人間になりたいのか」という問いに対して、「こういう人間になりたい」と思った時に、礼儀正しさはその実現の最強の武器になるということです。
自分が社長で、成功したいと思っている部下を持っていたとして、その人が礼儀正しくない(人を悪く言ったり貶めたりする)人物であれば、協力したいと思わないでしょうし、逆に礼儀正しい人物であれば協力したいと思う。ただ、そういうシンプルな話です。
最後に
ということで、今回は、
Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
を紹介しました。
自分としてはかなり今の自分の悩みにドンピシャでためになりました。
興味の湧いた方は是非一読ください!!